山中に死すべしと思い乍ら、当もなく丘に谷に気儘に駆けた。
いざ斯うしてあっさりと三十を越えてみると、其処には不毛な荒野が広がっていた。
蓄えも無く素寒貧のまま寂寞たる荒野に立ち、眺むるは先に越えてきた青山ばかり。
病は斯身から去り、残るは山越の疲労ばかりであった。
さてどうしたものか
機械的に歩を進め乍ら浮かぶ月をぼんやりと望む。
2015/11/28
円山公園
鯉がいるんだよね
よく眺める
変わったたこ焼きを食べた気がする
まだあるのかな
今日は駐車場にあった苔を剥がして回った。
この小さな生き物の共同体には数世代に一度の大災厄だったのだろう。
我々の周りの災難もこのような家主の気まぐれでかき回されて起こっているのだろうか。
人類のこの繁栄は家主のスコップが襲ってくる合間の刹那の出来事なのかもしれない。
次の瞬間にはこの宇宙ごとスコップで取り除かれてビニール袋にぽいっと放り投げられる。
そんなことを考えながら苔を剥がして回った。

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